【わかりやすく】Web・IT系の職種や仕事内容についてざっくり解説
Web系の仕事に携わるのであれば、業界に存在する職種は知っておくべきです。
なぜならWeb業界はチームになって仕事をすることが多いからです。
ざっくりでも良いので、Web業界を構成する仕事内容の把握をおすすめします。
とはいえ、
- 職種が多すぎて理解できない
- なんとなくしか知らない
- 明確に違いがわからない
と敬遠してはいませんか(笑)
そこでこの記事ではWeb系の職種について、知識が全くない人でも理解できるように優しく分かりやすくお伝えしていきます。
Web業界に存在する職種と仕事内容
では早速、Web業界に存在する職種と仕事内容をお伝えしていきます。
なおこの記事では分かりやすくイメージしてもらうため、
- マーケティング系
- デザイナー系
- エンジニア系
- その他(ディレクターなど)
にざっくりわけて、そこに所属するプレイヤーたちの説明していきます。
マーケティング系
マーケティング系に所属する職種は、
- Webマーケター(広告系)
- Webマーケター(SEO系)
- Webライター
- Webアナリスト
の4種です。
Webマーケター(広告系)
Webマーケターの役割は、企業のWeb経由売上を増やすことです。
その目的達成のため、ありとあらゆる手段を講じます。
中でも広告を配信してアクセスを増やし、売上確保を狙うのが広告系のWebマーケターです。
アカウントプランナーと言われたりもします。
具体的には以下のような業務を行います。
ただ広告を配信するだけでなくちゃんと効果があったか分析し、次回施策に活かすことまでが役目です。
Webマーケター(SEO系)
Web業界には広告を配信する以外に、もうひとつアクセスを増やす方法があります。
SEO対策と呼ばれるもので、ざっくり言えばGoogle検索している人を(広告以外で)自社ホームページに呼び込む方法です。
この呼び込む人数を増やすためにブログを書いたりするのが、SEO系Webマーケターの仕事になります。
具体的には以下のような業務を行います。
ブログ記事などはWebマーケターが書かず、Webライターさんに外注する場合もあります。その場合、ライターさん達を管理する役目も担います。
Webライター
ブログを書くことでアクセスを増やせますが、文章を書くのは時間も労力もかかります。
Webライターはそんなブログ記事を書くことに徹する人です。
この人にお願いすることで、マーケターは設計や企画に集中し、ライターは文章に集中できるようになるのです。
基本的にはSEO系のWebマーケターから指示書をもらい、それに沿ってライティングします。
具体的には以下のような業務を行います。
場合によっては記事の企画も、Webライターが担うことがあります。
Webアナリスト
Web施策を行なっていくと、データが溜まっていきます。
そのデータを分析し、お客様の傾向や今後課題を見つけるのがWebアナリストの仕事です。
通常のアナリストよりも、ホームページ上でお客様がどう動いたなど、Webに特化している特徴があります。
具体的には以下のような業務を行います。
なおWebマーケターも分析は行いますが、統計学を使用するなどより専門的で高度な分析をする点で違いがあります。
デザイナー系
次にデザイナー系です。
デザイナー系に所属するのは
- Webデザイナー
- UI/UXデザイナー
の2つです。
Webデザイナー
Webデザイナーは、ホームページや販促用のサイト(LP)などのデザインを考える仕事です。
ざっくり言うと、Webサイトを実際に作る人(Webコーダー)へ設計図を作る役割を果たします。
ただ、近年はWebデザイナーに求められるレベルが上がってきているのが現状です。
設計だけでなくWebサイトを作る工程も兼任するケースが増えています。
具体的には以下のような業務を行います。
UI/UXデザイナー
近年、UI/UXデザインの重要性が高まっています。
簡単に言い換えるならば、提供したい価値をスムーズかつ正確に体験してもらうデザインが大事になってきているということです。
UI/UXデザイナーは、そのデザインを考えたり作成したりする役目を果たします。
ただおしゃれにデザインするのではなく、使い勝手などを重視する点でWebデザイナーと違いがあります。
具体的には以下のような業務を行います。
エンジニア系
次にエンジニア系です。
細かく見ればもっとありますが、この記事ではWebマーケターが遭遇することの多い下記4種を紹介します。
- Web系エンジニア
- アプリケーションエンジニア
- システムエンジニア
- プログラマー
Web系エンジニア
Web系エンジニアは、Webサイトの開発を行うエンジニアです。
Webデザイナーのコーディング業務と少し似ていますが、より動きのある複雑なサイトを作ると言う点で違いがあります。
また、複雑な動きを実装するためにはサーバーとのやりとりもプログラムしなければなりません。その指示もWeb系エンジニアは行います。
具体的には以下のような業務を行います。
なお、目に見える部分のプログラミングに特化した人をフロントエンドエンジニア、サーバー部分に特化した人をバックエンドエンジニアと言います。
アプリケーションエンジニア
その名の通り、アプリをプログラミングするのがアプリケーションエンジニアの役割です。
なおアプリにはWebブラウザ上で動くものと、スマホ上で動くものの2種類が存在します。
それぞれ違うプログラミング言語を使用するので、開発したいアプリによって担当者が変わります。
具体的な業務は以下の通りです。
システムエンジニア
システムエンジニアは、クライアントの要望を組みながらシステム開発をまとめる役割の人です。SEとも呼ばれますね。
先ほど紹介したWeb系エンジニアや、アプリケーションエンジニアに対して指示を出したりします。
ただ、場合によってはシステムエンジニア自身がプログラミングする場合もあります。
具体的には以下のような業務を行います。
プログラマー
プログラマーはSEなどからもらった設計書を元にして、プログラミングに徹する人です。
ちなみにSE自身もプログラミング知識を持っていますが、プログラマーに外注した方が高度に早く作成物ができるので、お願いすることが多いです。
バグがないかなどの細かい大事な作業も、専門的な人に任せた方が安心ですしね。
具体的には以下のような業務を行います。
その他
最後に、上記3つには分類できなかった職種についてお伝えします。
下記3つです。
- 営業マン
- ディレクター
- 動画編集者
営業マン
Web系の仕事じゃないじゃんって思ったかもしれませんが、実は営業マンもなくてはならない存在です。
なぜなら、エンジニア等が作ったサービスは、お客様のもとに届いて初めて意味を成すからです。
作成物をお客様のもとに販売したい場合は、営業マンに頼むことになります。
なおWeb業界における営業マンは、IT系の人と、全くITがわからないクライアントを結びます。
ITのことを理解するのはもちろん、全くわからない人に分かりやすくIT用語を説明できる力も必要です。
具体的には以下のような業務を行います。
ディレクター
ホームページを作るにしろ、アプリを作るにしろ、全工程1人で行うことはあまりありません。
デザインはデザイナー、作成はエンジニアなど、それぞれ専門の人にお願いすることが多いです。
ディレクターはこれらの人をまとめる役割を果たします。
また、制作物作成をお願いしてきたクライアントに対して、進捗を共有したり要望を聞いたりする役目もあります。
具体的には以下の業務を行います。
動画編集者
近年、企業のプロモーション手法として動画の出番が多くなってきました。
YouTubeはもちろん、Twitterを眺めていても動画広告をよく目にします。TikTokなんかもそうですね。
これら動画コンテンツを作成するのが、動画編集者の役割です。
実際の動画を作るのはもちろん、コンテンツの企画案作成や台本作成、撮影業務なども担うことがあります。
具体的には以下の業務を行います。
まとめ:名称が同じでも企業によって仕事内容は様々
この記事では、Web業界の仕事・職種について解説してきました。
なお、今回お伝えした職種の役割については一例となります。
企業によってはデザイナーというポジションですがディレクターの役割も兼務するなど、仕事内容は様々です。
同じ肩書の人がいても、必ずしも同じ業務をするわけではないことは知っておきましょう。
Webマーケターは全職種と関わる意識で!
当サイトはWebマーケティングを勉強している方向けなので、最後にマーケター志望者へ一言お伝えします。
Webマーケターは今回紹介した職種の人と関わる機会が多いということです。
例えばLPを作るならデザイナーと連携しますし、エンジニアからマーケティングの相談を受けることもあります。
そのため、上記職種の人たちが何をしているのか把握しておきましょう。
理解することでスムーズな連携ができ、より良いマーケティング活動に繋がりますよ。