新卒で入った会社を辞めようと思っているんだけど、
- 世間で言われているようにとりあえず3年働くべきなのかなぁ?
- 3年働いていないと転職で不利になる?
- 今の会社あと3年も耐えないといけないの・・・
このような感じで悩んではいませんか?
そこで新卒10ヶ月で退職をし、第二新卒転職をした僕が結論を言うと「とりあえず3年働くべき」という考え方は、時代遅れです。
なぜなら、以下の理由が挙げられるからです。
- 3年以内の転職が当たり前になっているから
- 3年耐えている間にも行きたい業界は爆速で成長しているから
この記事では、これらについて解説していきますね。
僕は新卒10ヶ月で会社を退職し、スキルも経験もなかったので転職活動で一度全落ちしました。しかしあることをしてから、企業を選べるようになりました。その方法を以下記事で解説しています。
目次
「とりあえず3年働くべき」が時代遅れな理由
僕は新卒で入社した会社をわずか10ヶ月で退職しました。
正直に言って、退職する前は「とりあえず3年働け」を結構信じていまして、辞めるのをかなり躊躇していたことを思い出します。
結局勇気を振り絞って会社を退職し、IT系の会社に第二新卒転職するわけなのですが、その経験から「とりあえず3年働け」は全くもって時代遅れな考えだと気付きました。
なぜなら、
- 3年以内の転職が当たり前になっているから
- 3年耐えている間にも行きたい業界は爆速で成長しているから
これらの理由が挙げられるからです。
3年以内の転職が当たり前になっているから
まず1つめの理由として、3年以内の転職が当たり前になっているという理由が挙げられます。
かつては、3年以内の転職はおろか、転職すら当たり前ではありませんでした。
しかし、ここ10年くらいの間に転職は急速に増え始め、それに伴い3年以内の転職者も増えてきています。
その証拠として、第二新卒に特化した転職サイトや転職エージェントの増加が挙げられます。
第二新卒とは、主に3年以内に新卒で入った会社辞めて転職する人のことを指すのですが、この層を対象とした転職サービスが増えているのです。
リクルートやマイナビなどの大手から、UZUZなどの中小企業など、思いつくだけでも20社以上あります。
こんなにも第二新卒向けの転職サービスが増えているということは、それだけ第二新卒転職をしている人が多いと言うことです。
ちなみに1年に数百人とかのレベルでは企業は存続できないので、20社も存続し続けているということは、その量はかなりだということが考えられますね。
第二新卒転職を意識しなければこの事情に気づかなかったと思うので、「へぇーそんな増えてるんだ」って思うかもしれませんが、本当にあなたが思っている以上に第二新卒転職する人は多いんです。
以上のことから、3年以内の転職は実はあたりまえになっているため、「とりあえず3年働くべき」は時代遅れだと言えます。
3年耐えている間にも行きたい業界は爆速で成長しているから
2つめの理由として、3年耐えている間にも行きたい業界は爆速で成長しているということが挙げられます。
近年著しいITの成長により、かつての3年と現代の3年は全く違うものになっています。
例えば、3年前に未経験からエンジニアの仕事につきたいと考えていた人は、今から未経験転職できるかというと、かなり厳しいかと思います。
なぜなら、3年前は未経験転職できていたのに、今はエンジニアが急速に増えてレベルが底上げされているからです。
これは、かつてみたいに通学しなくてもネットでプログラミング学ぶことができるため、ありとあらゆる人が高速で成長していることが背景にあります。
このような感じで、今転職すれば採用されていたかもしれないのに、3年待ったことによって業界のレベルが上がり、未経験のあなたは採用されなくなってしまうということが起こり得るのです。
例ではエンジニアというIT業界の話をしましたが、人材業界だろうと不動産業界だろうとどんな業界でも同じことが言えます。
以上のことから、とりあえず3年働くことはかなり後れを取ることになるので、時代遅れだと言えるのです。
「とりあえず3年働くべき」を無視してもいい人
「とりあえず3年働くべき」が時代遅れな理由をお伝えしましたが、退職しようと思っている属性の中で、特にこの慣習を無視して良い人がいます。
それは、
- 異業種へ転職したい人
- ブラック企業で働いている人
です。
異業種へ転職したい人
今いる業種から違う業種に転職したい人は、「とりあえず3年働くべき」は無視してください。
例えば、現在はスーパーで働いているけどエンジニアになりたい、銀行で働いているけど5G通信業界に携わりたいとかですね。
先ほども申し上げた通り、異業種はあなたが3年間耐えている間にも、常に進化していきます。
また、その進化するスピードも早いため、3年あれば強い人材がひしめく業種になることも少なくありません。
あのときなら入れたのに・・・ってならないように、異業種転職を考えているなら今すぐの行動が吉です。
ブラック企業で働いている人
ブラック企業で働いている人も、「とりあえず3年」は無視すべきです。
なぜなら、とりあえず3年働いてもブラック企業はブラック企業のままだからです。
僕がブラック企業を新卒10ヶ月で退職してから2年以上経っていますが、まだその会社で働いている友人からの情報だと、安定のブラックさを発揮していました。
むしろ僕がいた時よりもひどくなっているような気もします。
他のブラック企業で働いていた友人の話を聞いても、どこの会社も変化なしでした。
こんな感じで、今あなたが働いている会社も3年後だろうと、何年後だろうとブラック企業のままです。
そのため、3年後もきっと辞めたいと思っていますから、そうなったら3年間を棒に振ることになりますよ。
3年あればかなり成長できる時代に、あなたはブラック企業で停滞する3年を過ごすんですか?
自分が興味があって、成長できそうな会社に身を投げる方が絶対に言いに決まってます。
どうせ3年後に辞めるなら、今から転職先を見つけた方が賢明なのです。
とりあえず3年働くべき人もいる
ここまで「とりあえず3年働くべき」は無視してもいいと言ってきましたが、中にはとりあえず3年働くべき人もいます。
それは、行きたい会社やなりたい職種のスキルを、今いる会社で学べることが明らかな場合です。
例えば、今は中小企業のコンサル会社で働いているが、将来的に外資の大手コンサルに転職したい場合などです。
明らかに自分が進みたい道のスキルを学べる会社にいるが、仕事がうまくいかないというような感じであれば、とりあえず3年働いても良いと思います。
しかし、これくらい明確にスキルが学べるくらいではないなら、「とりあえず3年働くべき」は無視しても大丈夫です。
3年どころか1日のロスが命取り
この記事では「とりあえず3年働くべき」は、時代遅れだと言うことをお伝えしました。
辞めたいと思う会社で3年も働き続けるのは、めちゃくちゃもったいないですからね。
企業が成長するスピードは、年々早くなっています。
そのうち3年どころか、1年・・・いや1日でも遅れを取ることが、自分のキャリアを左右するという時代が到来する可能性は十分あります。
ですから、「とりあえず3年働くべき」を信じて後悔しないように、今すぐにでも行動できることから始めてくださいね。
なお、以下の記事では3年以内に会社を辞めて転職する人向けの転職エージェントを紹介しています。
スキルも経歴もないけど転職できるかなぁ・・・と感じているなら、ぜひご一読ください。